4月2日午後9時37分(日本時間3日午前4時37分)に逝去されたローマ法王の葬儀が8日に行われTV中継されました。 サンピエトロ広場を埋めつくした法王の死を悼む人々。各国首脳も葬儀に参加し、イスラム教の宗教指導者も参列していました。法王の遺書では遺体は祖国ポーランドでの埋葬を望んでいたようですが、遺体はサンピエトロ大聖堂の地下に埋葬されるようです。
ローマ法王(本名:カロル・ヨゼフ・ヴォイティワ)は1920年5月18日 ポーランド・ワドヴィッチ生まれで、astrodatabankによれば出生時間は午後17時30分です。母親をなくした9歳のときに初聖体(これはクリスチャンとしてキリストの体と血を受け入れるということを象徴的にパンとぶどう酒をいただく、ということでしょうか、私は信者ではないのでよくわかりませんが)を受けています。母親は病弱であったのでしょうか。 幼き子供が母親を失う、ということは大きな喪失体験であり、その後の法王の人生に大きな影響をあたえたことでしょう。21歳には退役軍人であった父親をなくしています。石切り場、化学工場で生活の糧をえたのち、神学校での勉強を始めます。28歳で神学博士号を取得し司祭として大学で活躍します。1978年10月16日外国人としてはじめて第264代教皇に選出され、ヨハネ・パウロ2世を名乗りました。 教皇となって3年後の1981年には日本を訪問し東京・広島・長崎を訪れています。法王は104回の外国訪問をし、イタリア国内巡行は146回行い、「空飛ぶ法王」などといわれたようです。日本訪問した同年、サンピエトロ広場で聴衆の前で1979年トルコを訪れた際にもストーカーをしていたトルコ人に狙撃されましたが一命をとりとめました。
 教皇就任時は国交を持つ国は85カ国であったのが現在は174カ国で倍になっており、故ローマ法王の精力的な活動の結果なのでしょう。
  アセンダントは正義や社交を表す天秤座でそのルーラー金星は牡牛座にあり、宗教心、信念、遠距離旅行、真理への到達を示す9ハウス双子座ルーラーの水星と7ハウスでコンジャンクションし、またここにはドラゴンテイルもあります。7ハウス牡羊座ルーラーの火星はアセンダントにコンジャンクション。牡牛座に太陽、水星、金星があり故法王がきわめて平和主義者であり、積極的な外交家であったことを示しているようです。 不動の人で、決して自分の信念を曲げない性格ではなかったかと思われます。チャートルーラー金星は8ハウス牡牛座のルーラーでもあります。故法王の人生はディープな他者とのかかわり、生と死、深刻な問題にかかわるものであり、月、土星、天王星のスクエアで示される義務と自由との間の葛藤、を調停する9ハウス蟹座の冥王星が宗教者への道となったのでしょうか。